クラシックギター
独学でクラシックギターを始めて気付いた難しさ
はやいもので私もクラシックギター歴1年を迎えることができました。Fuocoが弾きたくてFuocoを弾くために無謀にもFuocoからクラシックギターをはじめたのですが、1年経った今でもまだFuocoが弾けません!クラシックギターってやっぱ難しいですね〜楽しいですけど!
まぁでも1年間クラシックギターをやってみて色々気付いてきたことがありますのでまとめてみました。独学仲間のお役に立てれば幸いです。
綺麗に鳴らすのが難しい
とにかく綺麗に鳴らすのが難しいです。私はまだまだ全然綺麗に鳴らないです。色々と原因はありますが大きく分けると下記の3つです。
- 音量が揃わない
- 強弱が中途半端
- 音符通りに音が伸びていない
音量が揃わない
まず音の粒が揃いません。クラシックギターの場合複数の指で弦を弾きますのでなかなか均一化するのが大変だとは思っていましたが、想像以上です。各指の弾く力を均一化するにはまだまだ年単位で時間がかかりそうです。これも意識していないとそのような練習を行わないので意識できるようになっただけでもよしとします。
強弱が中途半端
強弱は曲に表情を与える重要な要素なのですが、自分では結構振り切ったつもりでも、後で聴きかえすと中途半端で恥ずかしくなります。強く弾けないのか弱く弾けないのか、はたまた両方なのかは置いといて音量のコントロールが本当に難しいです。単純に綺麗な大音量が難しいです。
音符通りに音が伸びていない
音符通りの音の長さに届かないことが非常に多いです。次の運指のことを考えすぎて押弦が我慢できていない感じです。その結果、カスなりっぽい音も目立ち、力んでしまって余計に運指が遅れる悪循環までありました。
右手を器用にしなければならない
クラシックギターが難しい原因の大半は右手です。右手をパワーアップしないことにはFuocoがまともに弾けるようになるなんて夢のまた夢です。今思いつく打開策はアルペジオを鍛えることです。
アルペジオを徹底して鍛えるべし
クラシックギターはアルペジオを多用します。ほとんどの曲でアルペジオが使われています。クラシックギター上達の近道はアルペジオの上達だと言っても過言ではありません。そしてクラシックギターのアルペジオで特徴的なのが主旋律をたたせることです。多ジャンルの伴奏のアルペジオと違いクラシックギターの曲は伴奏も主旋律も1本のギターで弾きますので、主旋律がアルペジオの中に紛れ込んでいるのです。ただ漠然とアルペジオを弾いていてもなかなか主旋律がたってきませんので、そこが厄介です。
アルペジオを鍛えるにはとにかく練習曲をこなす
クラシックギターにはアルペジオの練習曲が数多くありますで、とにかく数をこなすことをおすすめします。効率的な練習だけこなしていても色んなケースに対応しきれませんので、ここは頑張るしかありません。あとスタミナも必要なので独学であっても個人的には避けて通れない道だと思っています。
どうしても練習曲が嫌な場合・・・・
どうしても練習曲ではやる気になれないのなら・・・「アルハンブラの思い出」、「愛のロマンス」あたりをおすすめします。両曲とも右手はほぼほぼ規則性があり、左手も表情を付けずとりあえず弾けるだけでよいのならそんなに高い難易度ではありませんので練習曲として適していると思います。弾きこなすとなると話しは別です!
ちょっとトリッキーな練習
とにかく数をこなすしかないと言っておきながらも、薬指の自由の効かなさに日々残念な気分になり、なんとか薬指を自由にできないものかと練習に試行錯誤を重ねているうちにあることを思いつきました。
「左手と同じ薬指指のトレーニングしたらいいんじゃね?」
とりあえず取り入れる事にしました。左手を鍛えたフレーズはすごくシンプルで、小指薬指小指中指小指薬指小指薬指人差指と動かすだけのものです。この動きを右手にも取り入れてみました。最近はじめたばかりなので効果のほどはまだ?ですが左手ではすごく効果があったので右手でもそれなりの成果を期待しています。
とにかくクリック練習する
ピック弾きの時もそうでしたが、右手の強化にクリックは欠かせません。クラシックギターって独演が大半なので、独学だとクリック練習をサボりがちになりますが、きっと1番の遠回りです。
成長のほどが数値化できる数少ない要素がクリック練習なので、出来る事なら練習時は譜読みも含め全てクリックありで行うことをおすすめします。
音の粒を揃えるのにも効果的
クリック練習は音の粒を揃えるのにも効果的です。音の粒が揃わない無理なテンポで演奏する事を抑止出来るからです。
ゆっくりからスタートしてそのテンポで出来る事を確実に身につけてからテンポアップします。
セルフチェックは必ず行うべし
独学の良いところは私みたいにFuocoが弾きたいと思えばFuocoだけをやっててもいい自由さです。好きな曲はモチベがそれだけで高くなるのでそこはメリットです。
しかしながら段階を踏んでいないので、その曲を弾くために必要な技術が無い、知識が無い事が大半で、結局併せて基礎練習なども行う必要があります。
基礎練習のフレーズや譜面は書店でもネットでも簡単に入手でき、やり方に関しても動画を検索すれば、問題ありません。この時、注意しなければならないのはそれが正しく出来ているかのセルフチェックです。
セルフチェックはやっぱり動画がおすすめ
セルフチェックはやっぱり動画ですね!いくらスローで弾いて入念にチェックしているつもりでも動画には勝てません。
私のチェックポイントは二つです。
- 左手の指が立っているか
- 右手の運指は規則正しく行われているか
まだまだ音楽的な観点でチェックするにいたってませんので上記2点を注意してみています。
綺麗な音を出せているかとかリズムが狂ってないかとかは気にしなくても気になりますので・・・・・
まとめ
独学でクラシックギターを始めてみて気付いた難しさは、まともな音を出すのが難しいってことです!!クラシックギターはとにかくシビアです。