機材について
MASTER 8 JAPANINFINIX JAZZ TYPE HARD GRIP 1.2mmレビュー
昨年は指弾き中心でプレイしていたのですが、今年は夏前ぐらいから指・ピックの持ち替えスタイルも取り入れるようになりました。持ち替えスタイルを始めた当初はジムダンロップの「JAZZIII」を使っていましいた。ナイロン製で分厚くて小さくてコスパのいい奴です。音色も甘い感じでジャズ系にはハマっていました。
しかし、持ち替えが中々上手くいかず「ピックが小さすぎるからだ」と言う謎の結論に到達し、新しいピックを試してみることにしました。
久しぶりのピック探し
実はピックを選ぶのは、めちゃめちゃ久しぶりです。メインギターよりもピックの方が「これだ」って決まっていたので、ピックを買うイコール在庫の補充だったので、新たなピックとの出会いはほとんどありませんでした。ちなみに「JAZZIII」ではありません。「JAZZIII」はたまたま家にあっただけです。
時代で変わったピック選び
ピック選びと言えば、ピックコーナーに用意されている小さなお皿にピックをいれてって吟味するって感じでしたが、今回はネットで注文しました。実際に握った感じは分かりませんが、レビューと経験則で何となく合う合わないは分かりました。まぁ仮に失敗しても一枚100円ちょいなので、選択肢の多いネットは便利です。
で、まず購入したのが下記のピックです。
- John Petrucci Jazz III
- MASTER 8 JAPAN INFINIX JAZZ TYPE HARD GRIP – 0.88mm
正直、演奏性には甲乙つけがたく、持ち替えは「MASTER 8 JAPAN INFINIX JAZZ TYPE HARD GRIP」がちょっとだけやりやすくて、音色は「John Petrucci Jazz III」が好みでした。
「MASTER 8 JAPAN INFINIX JAZZ TYPE HARD GRIP – 0.88mm」をもう少し分厚くしたら、もっと好みに近付くかも?これから馴染ませていくものだから、なるべく妥協はしたくないと言う想いで、「MASTER 8 JAPAN INFINIX JAZZ TYPE HARD GRIP – 1.2mm」を購入してみました。
結果は大正解でした。
持ち替えもやりやすい、音も好み、演奏性も全然気にならない。私にとってベストフィットなピックを見つける事ができました。
ハードグリップは持ち替えた後の安定性が群を抜いている
「MASTER 8 JAPAN INFINIX JAZZ TYPE HARD GRIP」はプリントが滑り止めになっていて、グリップ感が、凄くいい感じです。演奏に持ち替えを組み込むと、持ち替え直後の安定性は大きな課題でしたが、このピックを採用する事で、ほぼ解決します。
ハードグリップは力を抜いたピッキングにも効果を発揮する
上手にピッキングするコツ、速い弾ピッキングのコツは力を抜く事です。定説的に言われていますが、その通りだと思います。ハードグリップは力を抜いたピッキングを実現する事にも寄与します。
力を込めてピッキングしてしまう原因はいくつかありますが、そのうちの一つはピックが回転してしまう事です。「MASTER 8 JAPAN INFINIX JAZZ TYPE HARD GRIP」は軽く握ってもピックが回転してしまう事がほとんどありません。
繊細で粒立ちのいい音色
「MASTER 8 JAPAN INFINIX JAZZ TYPE HARD GRIP」の気になる音色ですが、繊細で粒立ちのいい音色だと感じました。0.88mmも1.2mmも共通です。0.88mmの方は、線が細くて、使いどことに迷う感じですが、1.2mmはロックでもジャズでもファンクでも色んなジャンルで使える汎用性の高い音色です。
どちらも他のピックの同じ厚みよりもやや繊細に感じるので、1.2mmでも比較的音は細めだと思います。加工技術のなせる技なのか、素材のINFINIXなのか、はたまた両方なのかは分かりませんが、個人的には新感覚でした。
まとめ
「MASTER 8 JAPAN INFINIX JAZZ TYPE HARD GRIP」の特徴は下記のように感じました。
- グリップの安定感が凄い
- 力を抜いた握りにも適している
- 繊細で粒立ちの良い音
お値段は普通のピックより若干お高めで150円(税抜)でした。でも力を抜いてもグリップが安定するので、3ヶ月間、毎日1時間ぐらい弾いていても殆ど削れていません。若干滑り止めのプリントがはげてきましたが、今まで使ったピックの中でダントツで長持ちする印象です。つまりダントツで経済的です。