ギターエクササイズ
ギターエクササイズ第1回〜とても退屈な運指練習を効率的に行う
ギターの上達は大きく分けると下記の2つに分類されます。
- フィジカル的上達
- 音楽的上達
フィジカル的上達と音楽的上達の違い
フィジカル的上達とは
フィジカル的上達はフィンガリングが正確に速くできるか、ピッキングが正確に速くできるかなど、ギターを指の運動と捉えた概念を指します。
音楽的上達とは
音楽的上達は音楽的表現の上達です。音の強弱やギター独特のニュアンスなど、音楽的な色付けを指します。
フィジカルに特化した練習方法
当、ギターエクササイズではフィジカルに特化したギター練習方法をご紹介します。基本的にはエレキでやることを前提にしていますが、アコギでもクラギでも通用するエクササイズだと思います。
ちょっと頭の悪そうな練習もありますがお付き合いいただけるとそれなりの効果があると思うので、よろしくお願いします。
練習の注意点
フィジカルに特化したエクササイズは怪我のリスクを伴います。なので決して無理をなさらないようにお願いします。
というのが一般論だと思うのですが、それではある一定のレベルからの上達は不可能だと個人的には思っています。
あるレベルに到達している人達は、おそらく物凄い無理をしていると思います。ただ本人が無理をしているという自覚がないだけなんじゃない? ってのが正直な感想です。
越えなければならない壁ではないですが、限界を少し越えたところに次のステップがあるのではと考えています。
流石に直感的に分かるやばい痛みは別ですが、当コンテンツで紹介されているエクササイズには怪我のリスクがあり、身体の限界には個人差がありますので、くれぐれも自己責任でお願いします。
ファーストエクササイズ
まず紹介したいのはこの譜例です。
このフレーズというか運指は、薬指を強化するための運指パターンです。なのでポジションよりも小指→薬指→小指→中指→小指→薬指→小指→人差指の運指を意識してください。
練習方法
自分の弾けるより、ちょっと余裕のあるテンポで1分間をワンセットでやってみてください。
1分間やって1分休憩を3セット。
歪みで練習する場合は指を寝かせて他の弦をしっかりミュート、クリーンでやる場合は指を立ててしっかりを発音させてください。
時短ポイント
この練習、とっても効果的だとは思いますが、全然音楽的でなく、とても退屈してくると思います。
なので、複数のポジションで行うことをおすすめします。
まあ、複数のポジションでやっても退屈な練習に変わりはないのですが、複数のポジションでやることにより、ちょびっとだけピッキングを鍛えることができます。
- 6弦4フレットスタート
- 1弦4フレットスタート
- 6弦17フレットスタート
- 1弦17フレットスタート
続けて弾く必要はないです。一回一回仕切り直してもらって結構です。
何故ポジションを変えるだけでピッキングが鍛えられるのか
同じ運指でポジションを変えることでピッキングが鍛えれる理由はテンションの差です。テンションが変わるとピッキングの感覚が変わるので、このとっても退屈な練習もほんの少しだけ実践的な練習になります。
ブリッジ側、ネック側、ピッキングのポジションを変えてみるのもいいかもしれません。
ただ、この運指、慣れるまでは結構「いーっ」ってなるはずなので更に「いーっ」ってなるので注意が必要です。
6弦17フレットあたりは運指の方も少し負荷が増えるかもです。
まとめ
まあ、そんな感じでフィジカルトレーニングフレーズや練習方法を今後も紹介していきますので、応援していただけると嬉しいです。