機材について
Epiphone Wildkatは想像していたよりも万能ギターだった!
セミアコ欲しいなぁとネットを眺めている時に何となく目に留まったのがEpiphone Wildkatでした。まず最初に驚いたのは価格!私が購入したした価格が37692円!新品ですよ!
ビグスビーも付いていますし、ペグもグローバー製ですしピックアップはP90ですしパーツだけでも元が取れそうなギターです。とりあえずそんなわけでWildkatのレビューです。
しっかり箱鳴りもするのでジャンルの幅は広め
Wildkatは実は完全なるセミアコとは言えないボディ構造らしいです。なんでもセンターブロックを残して木をくり抜いているらしいので、セミアコとソリッドの中間的なギターとのこと。
とは言え、生で弾いてもアンプを通してもしっかりと箱感はあります。でも言われてみればフルアコともセミアコとも違う独特なサウンドです。フラシーボかも
知れませんが・・・
弦のチョイスでサウンドは結構変わる
Wildkatには0.10〜のゲージが貼られていました。サウンドキャラクター的にはブルースでもロックでも行けそうだなぁって感じでしたがフルアコに0.12〜を張っていたので、Wildkatも0.12〜を張ってみました。
すると途端に甘いサウンドに!
このゲージだとジャズ用途でも普通に使えそうな予感のするサウンドへと変貌を遂げました。
弦交換はソリッド系のギターでもサウンド変化が起こりますが、Wildkatのサウンド変化は振り幅がすごいです。
特徴を活かすなら0.10のままで良いかも?!
0.12にするとジャズでも使えそうな甘い鳴りに変わりますが、0.12を張った時のプレイアビリティはフルアコには遠くて及びません。平たく言うと弾きにくくなりす。私はゲージの変更で弾きにくさを感じることは、あまり無い方なのですがこのギターはフレットが大きくないので0.12には向いていないのかも知れません。
とは言え比較でそう感じるだけなので最初から0.12が付いていれば馴染めないって程ではありません。
まぁ和音を扱うにはフルアコが長け過ぎててWildkatに罪はありません!
P90がルックスにも音にもいいスパイスに
Wildkatはフロント、リア共にP90でスイッチングはフロント、リア、ミックスの3wayです。このP90が想像していたよりもパワーがあってクリーンの音圧もなかなかのものになっています。
歪み系でよく歪むって感じではありませんが、個人的にどの系統の音もこのギターのルックスを好むギタリストの期待を裏切らないキャラクターになっていると思います。
Wildkatを弾いてみた率直な感想
うんちく抜きにして、Wildkatを弾いてみた率直な感想は、ローポジは弾きやすいけどハイポジはちょっと慣れが必要だと思いました。弾きにくいって程ではありませんがローポジと同じ感覚で弾くとカスなりしちゃいます。腕のせいかも知れませんが・・・・
フレットがもう少し大きいか高ければもっと弾きやすいと思うので、フレット交換も視野に入れたいところです。でもバインディングなのできっと工賃で購入額を超えちゃう・・・・
予想より重くビグスビーは噂通り
Wildkatはセミアコだから軽いかな?と思っていましたが、全然軽くありませんでした!
レスポールの形状だからか・・・・って事ではなくビグスビー搭載だからだと思います。
そのビグスビーは抜群のルックスですが、扱いは厄介ですね。
アームビブラートも本当にビブラート程度でなければチューニングがズレます。
しかし、ビブラートの感覚がわかってくるとビグスビーいいな!ってなります。和音にちょっとした変化を加えたい時などに最適なのではないでしょうか。
ビグスビーは弦交換が大変
一本づつ交換すれば問題ないのですが弦交換時にネックの清掃やら色々やりたい場合は弦交換に工夫が必要です。
うちの社長にこのギター弦交換をお願いしたところビグスビーの弦交換で想定できる全通りの失敗をしていました。
動画を貼っておきますので参考まで。
まとめ
Wildkatはいい感じにまとまった、バランスの良いギターだと感じました。
ピックアップにパワーがあり、色んなサウンドキャラクターを作り出せます。セッティングの変更は必要かも知れませんがジャンル問わず使えそうです!
何よりもルックスが良い!
いや本当、お値段以上でした。