機材について

フルアコとの出会いはどのギターよりも衝撃的だった

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2018.12.30

2019.02.21

クラシックギターをはじめて数ヶ月。はじめるきっかけになったFuocoも細かなニュアンスは置いといてザックリと暗譜することができました。しかしFuocoはなかなかの難曲で覚えたから直ぐに弾けるって曲じゃありません。仕上がりの目処もまだまだって感じです。そんな状態でFuocoだけを弾き続けれるほどメンタルも強くないので、新たな曲を覚える事にしました。

ジャズ・ソロギターとの出会い

次の曲を探していて真っ先に気になったのが、ルイス・ボンファの「Night and day」です。次にバーデン・パウエルの「シンプリシタス」いずれも村治奏一さんの演奏を聴いて良いなぁと思いました。ちなみに Fuocoも村治奏一さんの演奏で触発された感じです。この3曲いずれも私からしたらジャズテイストが入っています。

ん・・・・もしかして私はジャズがやりたい?

確かにエレキ時代からジャズには興味がありました。しかしバンド形態で活動するのは今のライフスタイル的に厳しいので、ジャズにもソロギターが有ればと思いググってみると、有りました!私好みのジャズソロギターが!

ジョー・パス

真っ先に目に止まったのがジョー・パスです。有名なジャズギタリストで私も名前だけは以前から知っていました。ジョー・パスの演奏をYoutubeで見て早速彼のアルバムをいくつかチェックしました。

ジョー・パスはバンド形態だけでなくソロギターでもいくつかアルバムを出しておりその中のひとつ「VIRTUOS」が鳥肌ものでした。

テッド・グリーン

続いてテッド・グリーンです。知る人ぞ知る名ギタリストで、スティーブ・ヴァイも影響を受けたと言われているほどコードボイシングが凄いと聞き及んでいます。私が気に入ったのは彼の演奏する「Just Friends」です。

ウォーキングベースと主旋律を同時に演奏するこれぞジャズって感じの渋い曲です。

アントワン・ボイヤー

とりあえずジョー・パスの「How High The Moon」とテッド・グリーンの「Just Friends」の譜面をゲットしたので、両曲の暗譜をはじめだした頃、フォロワーさんに教えていただいたのがアントワン・ボイヤーです。

ガットギターとフルアコを操る才能に溢れた若手ギタリストです。彼の演奏する「The Sound of Silence」をはじめて聴いた時、衝撃が走りました。私のギタリスト人生の中でもぶっちぎりです。主旋律と速弾きを同時に弾くなんて発想すらなかったのに華麗にそれをやってのけていました!「なんじゃこりゃ!」って感じです。

彼の凄さはテクニックだけではなく音色の良さにもあります。抑揚のつけ方が凄すぎて純粋に聴き入ってしまいます。

フルアコ

ジャズソロギターを弾き始めた当初はエレガットでやってやる!と思っていました。少なくともジョー・パスやテッド・グリーンの演奏を聴いている時はそう思っていました。演奏は好きだけど音色はガットの方が好みで、両者の曲をガットサウンドで聴いてみたい!じゃぁ自分でというのもモチベになっていました。

しかし、アントワン・ボイヤーのフルアコサウンドが桁外れに良くて、フルアコ熱が高まってきました。

なんて事を言ってますが、フルアコと言うギターの種類があると知ったのはつい最近の事です。ジョー・パスのセミアコってなんだろうと思って調べていたらセミアコじゃなくてフルアコとの事。昔の私はアコースティックサウンドに全く興味が無かったのでフルアコの存在を知りませんでした。フルアコの形のギターは全部セミアコだと思っていたのです。

でも、あのサウンドが忘れられなくてフルアコが欲しくて欲しくてたまりません。毎日のようにイーストマンとゴダンのサイトを見て欲しい気持ちを募らせていました。でも最近エレガット買ったばっかりだし・・・・悩みに悩んだ挙句、フルアコゲットしました!

イーストマンの合板のモデルですが、ラッカー塗装です。このモデルのレビューはまたの機会にします。

エレキからクラシック、エレガットと辿ってきた私ですが、フルアコはこれらと似て非なるものです。

サウンドめっちゃ甘くて生で弾いててもアンプを通していてもノンエフェクトなのに何故か残響音が残る極上の音色です。当たりの個体だったのかもしれません。

何を弾いてもジャズっぽい

フルアコを使いだしてからCメジャースケールで適当にアドリブ演奏していてもジャズっぽいです!私は意識してジャズテイストを弾くことはありますが基本はロック畑なので自然にジャズっぽい音色になるフルアコには衝撃を受けました!
形から入るのって全然ありですね!

今まで20本ぐらいギターを購入していますが、なんでフルアコ買わなかったんだろうとプチ後悔するぐらいナイスなサウンドです。

まとめ

今年ギターを再開して今までやってこなかった奏法に手を出し、今まで手にしてこなかったエレガット、フルアコにも手を出してみました。エレガットもなかなか刺激的でしたが基本はクラギなので新鮮味はありませんでした。しかしフルアコは今まで弾いたどのギターとも違う感覚で本当に驚きました。今まで取り扱ってきたどのギターよりもデリケートなので気を使う必要はありますが、めちゃめちゃ気に入ってます!

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