ギター考察
ソロギタリストとバンド系ギタリストの違い
ソロギターとバンド系のギターは同じギターでも所作が全然違います。昨年バンド系のギターからソロギタリストとして転身したのですが、まあぶっちゃけ同じギターを使っていたとしても別楽器だろうってほど、ソロギターに馴染むのに苦労しましたので、その違いをまとめてみました。
サウンドとサウンドコントロールの違い
バンド系の場合はバンド全体のバランスをとってサウンドメイキングを行います。それに対しソロギターはギター1本でサウンドメインキングを行う必要があります。バンド系ギターの時は「ボトムはベースがカバーしてくれる」「広がりは鳴り物がカバーしてくれる」なんて考えが頭の片隅にありました。その考えで音作りを行ってしまうと、何か違う仕上がりになってしまうので苦労したポイントです。
ミスが目立たないバンド系とミスが滅茶苦茶目立つソロギター
バンド系のギターは多少のミスは他の楽器の音でかき消されてしまうので、割と雑にステージング重視で演奏してもなんとかなったのですが、ソロギターは1音間違えるとそれだけでミスがめちゃめちゃ目立つので、演奏に対するシビアさはソロギターの方が格段に上です。
合わせる必要のあるバンド系と合わせる必要のないソロギター
バンドの場合他のメンバーに合わせる必要があります。自分は正しいテンポで演奏してるから合わせる必要がない!なんて考えでは務まりません。逆にソロギターの場合は自分のリズムでの演奏できます。感情の赴くままに走ってみたりスローになってみたり、気軽に演奏に遊び心を加えることができます。やりすぎ注意ですが……
練習方法の違い
バンド系はリズムが命だと思います。まぁそれはソロギターも変わらないのですが……やっぱり1人でリズムをキープするよりもバンドでキメやシンコペやブレイクなどをバッチり決める方が気を使ったりします。
ソロギターはバンド系ギターで気にするような箇所は1人でやっちゃうので、そんなに気にならないのですが、一曲を通して練習する精神的負担はバンド系と比べると格段に大きく感じます。なのでソロギターを練習しだしてから部分練習をする時間がめっきり減り、一曲を通して練習することが多くなりました。練習のインターバルが長くなったのでバンド系よりも疲れる印象です。楽しいので苦痛にはならないです!
まとめ
バンド系のギターとソロギターは全然別物です。どちらが凄いとかはありませんが、バンド中心で活動してきた自分からすると、ソロギターの方が色んな意味で苦労が多いです。逆も然りかもしれませんが、私にはわかりかねます。
ただ、どっちも楽しいです。活動できる状況になればま、またバンドもやってみたいですし、バンド活動をしてもソロギターをやめることはないと思います。