ギター考察
ギターは上達しているはずなのに下手になってるって感じる不思議現象の正体
ギターは確かに上達している。昨日は自分でもそう感じていた。でも時間をおくと「なんか下手になってる!」って感る不思議現象に遭遇した事はありませんか?
私は結構ありました。これについてはリクエストもありましたので、この不思議なロールバック現象について考察してみました。
上達しているはずなのに何故ロールバックする?
ギター上達のロールバック現象の原因について考えられる事をいくつか仮説立ててみました。
耳が良くなってきている
一つは耳が良くなってきていることです。上達と共に耳がよくなり、今まで意識向けられなかった音にまで意識を向けられるようになったからです。
曲をコピーしていて最初聴き取れなかった音がうまく弾けるとともに聴き取れるようになってきたなんて事はありませんか?正しく認識したことにより正確に聴き取れるようにレベルアップしたと捉えても良いのでは?と思います。
まぁ端的に言うと耳が良くなって今までの演奏じゃ満足しなくなったのです。
本当に退化している
ギターは少しサボっちゃうと如実に退化しますので、心当たりのある方はこれに該当するかもです。いやいや、毎日ちゃんと練習してるしサボったことなんかないって方は別の理由が考えられます。
ウォーミングを行なっていない
ギターは指の運動です。練習前に適切なウォーミングアップを行うのが望ましいです。ウォーミングアップを行わず、いきなりフレーズ練習に入るのはフォームの乱れにつながります。乱れたフォームのまま弾き続けるとどうなるのか?
悪癖が付きます。最悪の場合演奏レベルがロールバックします。
ケアを怠っている
ピック弾きの人はピックのすり減り具合、指弾きの方は爪の状態。これらも演奏性に影響を与えます。ギターもメンテナンスの状態が悪いと演奏に違和感を感じることもあります。例えば弦の状態や弦高など、何かしらの原因でセッティングが変わってしまえば演奏に影響することも考えられます。
そもそも現状のレベルを把握しているのか?
そもそもの話になっちゃいますが、自分の現状をキッチリ把握できていたかです。個人差はありますが演奏している感覚や聴こえ方は体調にも左右されますので、体調の良い時悪い時の振り幅が最大の時を比較すると上手い下手の勘違いに繋がることもあり得ます。
記録する
現状をキッチリ把握するには記録することが一番手っ取り早いです。簡易的であれば動画も録音もスマホで手軽にできますので、ポイント毎に記録しておくことをおすすめします。
第三者に判断を委ねる
第三者の客観的な意見に耳を傾けるのもありです。信憑性は判断する人によりますが、上達具合関係なしに第三者の意見は貴重だと思います。
まとめ
色々仮説を立ててみましたが、個人的にロールバック現象の正体は「コンディションによる感覚のズレ」だと考えます。なので上達しているも下手になっているも正しいかも実際のところ不明瞭です。ギターには感覚的なことも必要なので感覚を軽視することはできませんが、自分の状態を把握するのはアウトプットされる音を記録し、感覚や主観でなく客観視できるようにしておくほうが望ましいでしょう。
日々の練習を動画や録音でアーカイブしておけば、聴き比べで上達具合はたやすく把握できます。ロールバック現象に白黒つけるなら、音源を残すべしです。